フレキソ製版とは

フレキソ印刷とは、凸版印刷方式の一種です。(フレキソの意味には、軽快な・簡単な・清らかに・清潔に。といった意味もあるそうです)

シリンダーに巻き付けた印版が回転することで印刷することをフレキソ印刷と言い、その印版を作成する事をフレキソ製版と称します。印版の材料には弾性のある合成樹脂を使用して、主に段ボールや紙袋の印刷に使われています。
印刷機専用のキャリアシートに貼り込み、輪転部分に巻き込み固定して印刷します。
他の印刷方式に比べて印版コストが抑えられることも特徴のひとつです。
フレキソ印刷は基本的に体への害の少ない水性インキを使用するため環境にやさしく、環境問題に関心の高いヨーロッパでは包装分野において目覚ましく成長し普及しています。日本でもシェア拡大は緩やかですが、近年印刷技術の向上により高精度な印刷が可能となってきたため、フレキソ印刷に移る傾向が見られます。特に水性インクの環境優位性に着目され、医療品や食品パッケージへの採用が増加しております。

製作の流れ

営業・受注

メール添付送信やサーバーへのアップロードが主になり、安心して発注して頂ける体制を整えています。

印刷を行うお客様とクライアントの間に入ってお仕事をさせて頂く立場として、資質とモラルで信任を大切にします。

お客様のニーズが多様化している中、求められるものをより迅速に理解し、対応することを心がけています。

版下作成

図面等にデザイン・レイアウト作業を行います。web系とは少し違って製版をする為の版下として、綺麗で丁寧なベクターデータ・微妙で繊細なラスターデータでのアートワークを駆使しています。

1994年MAC版からのPostScript出力を経て、今日までのアップグレードに対応してきた経験豊富なスタッフや、フレキソ印刷と感光性樹脂の特性を熟知したスタッフで合理的に作成しているのが魅力です。バーコード補正・色分解・細字加工・トラップ処理・ネガ用集版等も行います。

集版(ネガ出力) 版厚ごと・使用機械ごとにネガフイルムを出力します。規定ネガサイズへの最適配置、面積自動計算とファイル出力
製版

旭化成の液状感光性樹脂を使用
・液体版の独特の多層化技術、高再現キャップ版にて網点・細字・画像部分のマージナル改善
・溶剤を使用せず“環境に優しい”を推奨 
①露光 UV光をあてて硬化させる
②洗い出し 光の当たらない部分洗い流す
③後露光 硬化した部分が凸版として形成される
④乾燥

整版

高精度プロッターにてプリンケットに展開図面を引き、印版を貼りこむ。製版した印版の最終チェックのため凸版にインクを付けてゲラ取用の紙に転写する。

防水にエコSDグルー(有害有機溶剤未使用)を使用する。

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